自社でホームページを製作した滋賀の工務店 Cさんの話 1話目(ホームページ集客のイロハ物語)
ホームページを制作する場合、制作会社に依頼するか、自社で製作するかどちらかの方法が一般的となります。(知人にお願いするという方法もありますが)
費用面を抑えるために、自社で制作した場合、それが得策かどうかはホームページを製作する目的によって変わってきます。
今回の物語は彦根市で地元の工務店兼建築事務所として営まれているCさんの話です。
ホームページを自社で作ることのメリットとデメリット、そして目的によっては間違った方向になるかもしれない危険性を知ることが出来ます。
彦根市で工務店を営まれているCさんの話
Cさんは滋賀県彦根市出身の大工さん、年齢は50に差し掛かったところです。
高校を卒業して、大工見習いとして入り12年。30歳になったときに一人親方として独立しました。
一軒家の新築やリフォームを主に下請として手がけて行く中で、売上高も年々上がり2000年には法人化。社員数も1人の事務と3人の大工を抱える会社となりました。
折しも2000年代初頭はホームページの制作がブームになりつつあった年。
幸運なことに事務の方がパソコン関係に詳しかった為、Cさんは事務の方にホームページの作成を託しました。
これまでの制作実績や自社概要などを入れたホームページは2002年には完成。
ライバルも少なかった頃でしたので、彦根市 リフォームや滋賀県 工務店などのキーワードも1ページ目に表示されていました。
それから10年。ホームページは存在するも、検索順位は2ページ目、3ページ目へと下がり、更新自体もかれこれ3年は行なっていません。
cさんの会社はいうと下請けの仕事が買い叩かれるようになり、売上も年々下がってきました。そのため最盛期には全員で7人いた会社も今では4人。
cさんにとっても、経営に関する悩みが尽きない日々です。
そんな折に、数年前下請けとして仕事をしていたDさんの会社が最近好調であることを耳にします。Dさんの会社も5人程度の工務店ですが、どうやら今は下請けから直受けへと受注が変わってきたとのことです。しかもその受注のルートとなっているのがホームページであることも知ります。
さっそく現場から帰ってきたCさんは、Dさんの会社のホームページを検索します。すると、そこにはリフォームに特化した情報のホームページがありました。
ユーザーが知りたいと思う情報が網羅され、デザインも情報が探しやすく、会社としての特色も伝わってきます。
明らかに自社のホームページとの差を感じ、「これなら受注が来るのも納得できる」と同業者としても感じるものでした。
なぜ自社でホームページを作るのか?メリット・デメリット
今回の物語は、自社でホームページを作り、そして放置してしまったケースです。
お読みいただけると、自社も同じケースだと頷かれている人もいるのでは。
インターネットが一般的になり、多くの会社が「ひとまずは!」とホームページを作っていた時代。
ただ50万円以上の製作費用、作ってもどんな効果があるかわからなかった経営者にとっては自社で社員が作れるならと、自社で作ったホームページの存在も多かったです。
会社概要程度の内容であれば、基本的な情報を知ってもらうだけなので、それでよかったかもしれません。
ただどの会社も集客を目的としたホームページを作っていく中で、デザインもコンテンツにも差が出てしまうのは当然のことです。
ホームページを持っておくことの目的には
・ホームページで集客をする
・会社パンフレットのWEB版として使用する
・会社のブランド構築に役立てる
があります。
その中で自社でホームページを作っても、目的が達成できるのは「会社パンフレットのWEB版として使用する」ぐらいでしょう。
なぜ他が達成できないのかというと「検索順位で狙ったキーワードをあげることが出来ない」ことと、「更新すれば更新するほど崩れていくホームページ」にあります。
数年前に比べると、ホームページのデザインをテンプレートとして使用しホームページを作ることは簡単になりました。
ただ自社用に更新していこうとすると、どうしてもオリジナルで組み込む部分も発生します。
その部分を力技で変更すると、元のデザインが変わり崩れていく原因となります。
Cさんはどうするのか?
さて、Dさんの会社の「集客できるホームページ」を見て、衝撃を受けたCさん。
その後、Cさんはホームページに対してどのようなアクションを取ったのでしょうか。
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自社でホームページを製作した滋賀の工務店 Cさんの話 2話目(ホームページ集客のイロハ物語)