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滋賀のWEB制作会社が事業再構築補助金に採択されるまでの経緯と今後の方針について。

2021年6月21日 カテゴリー:滋賀県

先日、今年一番注目されている補助金「事業再構築補助金」の第一回の結果が発表されました。

WEB制作関連だと一番良く使われるのが小規模事業者持続化補助金またはIT導入補助金になってきます。
それとは毛色が変わり、事業再構築補助金はまず補助額が大きいこと(最大6000万円)。
さらには建物改修費として活用できることがあげられます。

例えば新しい事業で店舗を作る場合の改修工事費。これが採択されればかなりの金額が補助されるという部分でとても注目が集まっているものとなります。

事業再構築補助金に関しては他の記事やYoutubeでも詳しく書かれているので、そこの内容は省くとして今回当社自体が事業再構築補助金に採択されたので、それまでの経緯。
さらには滋賀県のWEB制作会社としての今後について書いてみようと思います。

事業再構築補助金で提出した「学生から大人までのプログラミングスクール開校」

今回提出して採択された内容は、新たに滋賀県で学生から大人までを対象としたプログラミングスクール開校によるものとなります。

近年プログラミングスクールも広がってきている中で、リアルに行う地域の教室の場合対象となるのは小学生低学年向けを中心とした教室となります。

Scratchやロボットを組み立てて行うもので、プログラミングするというよりかはプログラミング的思考を楽しみながら養うという部分にすごく一役買ってくれる教室となります。

当社が行うのは、そこからより進んだところにある「打つプログラミング」を行う教室となります。

例えば少し専門的なところだとWEB制作の場合、ざっくりですがHTML,CSS,Javascript,PHPなどを使い制作を進めていきます。(ノーコードに関する話をするとだいぶ話題が広がるのでそれはまた別の機会に。)

システムだとそこにPythonやLaravel、React、Rudyなどなど。

なぜ打つプログラミングを行うのかというと、打つプログラミングができることで「作れる幅」が大きく変わってくるからです。

さらにはプログラミングへの理解が進み、業務レベルだとサービスを開発する際のシステム開発会社との打ち合わせ担当者、社内開発チームのリーダーとしても必要な要素となります。

そもそも滋賀でWEB制作に関わる仕事をしながら、個人的に「打つプログラミング」で作る経験を滋賀県内で広めていきたいという思いが以前からありました。

2019年からは甲西中学校でプログラミング部という部活の講師もさせていただき、その中で中学生が「自分たちでプログラミングして作る」という経験にのめり込んで行く様子、そしてそれを教える楽しさも今回の事業再構築補助金に提出する大きな理由となりました。

実は元々、事業再構築補助金があったから始めたわけではなかったです。

今回のプログラミングスクール。

元々から2021年4月末からはじめる計画でした。

というのは当社が運営しているコワーキングスペースが新たに守山にもオープンし、そこで守山市内を中心としたプログラミングスクールを新たな事業としてすることが決定していたのです。

ただ昨年10月頃に今回の補助金が出るかもという話が出てきて、もし使えるなら使いたいなーと。
ただ基本的に補助金は採択されてからの事業が補助対象になるため、「せっかくの補助金だけど使えないだろうな。」とも感じている中で3月ごろに「事前着手も認める」という発表がされたのです。

そのため、着手前事前届けを提出しこれをまず採択され、さらには本チャンの事業再構築補助金も採択されました。

補助内容はプログラミングスクールとしても使用する建物改修費。現在の事業であるWEB制作及びコワーキングスペースへの集客効果も高く、積算根拠も記載できたことが採択理由に繋がったのかなと思っています。

また無事採択されたのは湖南市商工会の担当者の方の助言があったのが大きいです。今回の補助金、噂されているように事業計画書の作成からフォームの入力までかなり手間を取るものとなります。

僕自身、事業計画書を作るのがとても好きではあったのですがそれであっても今回の補助金提出はなかなかと難しかったです笑。
もし事業計画書の作成をしたことがない。。。。という方は専門家に助言をもらって勧めたほうがおすすめです。(おそらくフォームの数字入力などにかなり戸惑うと思います。)

これからの地方のWEB制作会社としての戦い方

今後WEB制作会社として「ホームページを作るだけ」の事業だった場合、早ければ5年以内ぐらいにそれ一本では人を雇用して経営していくのは難しいと考えています。

企業、店舗での集客がWEBサイト中心からSNS中心になり、WEBサイトがそれらSNSの情報補完としての立ち回りになること、リクルートなど明確的なゴールを達成するためにより専門的にになっていくことが挙げられます。
そうするとそのゴールを達成するための戦略が必要となり、それをホームページを作るだけというサービスでは依頼者側のニーズを埋めることが出来ません。

地方の場合、それでもまだまだ作っていない会社などがあるので、制作ニーズはいきなりなくなることはないかと思いますが、今後はスマホサイトだけ必要というケースも出てきますしそうすると単純な制作単価も低下していきます。

第二に、WEB制作したいという人がどんどん増えていく中で価格競争が行われていき、差別化が出来ないと低単価での制作をしていく必要があるということです。
依頼する側としたらデザインが良いという部分ももちろん必要ですし、更にはコストを抑えて成果を出せるというのはかなり大きな魅力があります。

その中で当社としては下記の柱をメインにWEB制作としてのニーズもしっかり掴み、応えていきたいと考えています。

・広報事業→当社運営の滋賀のローカルメディア及びSNSアカウントの運営経験を活かし、依頼先へ送客・WEBマーケティング分野を展開
・プログラミングスクール→リアル、オンラインを行い、IT人材を創出、自社サービスへの社内雇用及び社外雇用も展開
・コワーキングスペース→滋賀の空き店舗を利活用し、働く場所を作成。地域コミュニティとしても活用し当社のブランディングに繋げます。

ということで、当社はこれからWEB制作会社のところを形を変えつつ、県内の広報・プログラミングスクール人材育成にも力をいれていきます。

すごく有名な言葉ですが、「この世に生き残る生物は、激しい変化にいち早く対応できたもの」。
変化することでこれから失敗もし続けると思いますが、そのチャンスを今回の補助金で頂いたものと考えて頑張っていきます。

ではでは。