前回、滋賀県で水道修理業を営んでいるヤギ設備の八木代表は、ホームページ制作会社との打ち合わせを行いターゲットを絞る重要性に気付きました。
ターゲットが絞り込めたら、次はそのターゲットに合わせたデザインとコンテンツを作っていきます。
ただ八木代表にとっては、そのターゲットに合わせたデザインとコンテンツを制作する意味が、未だピンと来ないところが。
そこで2回目の打ち合わせでなぜホームページで集客するために、ターゲットに合わせたデザインとコンテンツを作らなければならいのかを相談してみることにしました。
誰にも届かないホームページと誰かに届くホームページ
八木:「前回の打ち合わせでターゲットを絞るということはわかったのですが、なぜターゲットに合わせたホームページのデザインや内容を作らなければならいのかがわかりませんでした。そこのところを詳しく教えてもらってもいいですか?」
ホームページ制作会社の担当者(以下、担):「分かりました。今回の製作でいうと、ターゲットとなるのはお風呂やキッチンなどで緊急の修理を強いられている主婦さんということでした。そしてこの主婦さんに起こしてほしい行動はホームページを見て問い合わせしてもらうことです。
緊急ということですから内容を吟味している時間はありません。そこでまずホームページのデザインは緊急に関する修理内容がすぐに対応できることをアピールします。更に主婦さんが安心できるように地元の実績や信頼がある業者であることをこれまでの利用者の声で説明していきます。
もしターゲットに合わせないままホームページを制作することになれば、ホームページを開いた時のキャッチコピーが伝えたい人が曖昧すぎるため、”水道修理実績○件”といったよくあるものになってしまうでしょう。」
八木:「となると、今回のホームページではキャッチコピーから主婦さん向けになると。」
担:「そうです。現在候補として挙がっているのが”お風呂のお湯が温まらなくて困っている奥さん。滋賀の水道業者、ヤギ設備が10分で駆けつけます。”。この前のフレーズは各修理内容で変える予定となっていますが、もしこのキャッチフレーズ「お風呂の修理、受け付けます。」だったら八木様がターゲットと同じ悩みを抱えていたとしてどちらに依頼しますか?」
八木:「そうなったら前者ですね。」
担:「当然そうなります。なぜなら伝えたい人を明確にして、その人の悩みを解決できることが明示されているからです。そしてその内容をもっと詳細に作るためコンテンツをターゲット目線で、デザインもキャッチなどが見やすい位置などに作ります。」
八木:「なるほど。ターゲットを決めることで他の内容もそこに合わせて作っていけばいいのですね。」
担:「そうですね。ターゲットを決めずに店舗のアピールばかりしていても、それは誰にも届かないホームページになってしまいます。ターゲットを絞れば、誰かには届かなくても誰かには思いっきり届きます。情報を探し求めるホームページだからこそ、ターゲットを決めなければならないのです。」
八木:「わかりました。ではターゲットに併せてどういう風な内容を作っていきますか…」
あなたのホームページは誰に伝えたいか決まっていますか?
今回の打ち合わせで本当の意味でターゲットに合わせたホームページ製作の重要性を知った八木代表。
これはどんなホームページ制作にもいえることですが、絞らないホームページでは伝えたい人が明確ではないため、結局誰にも伝わらないことになってしまいます。
逆にターゲットを決めておけば、その人がどんなことで困って、どんな問題を解決すれば喜んでもらえるのかがわかります。そしてどういう基準で業者選びをするのかも。
アピールしたい内容だけではなく、それが誰にどんな理由で伝えたいのか。そこを明確することで、よりホームページ制作を行ってから集客できる可能性を増やすことができます。
さて次は最終章となる滋賀県の水道業者のホームページ制作。
ターゲットを絞った水道業者のホームページはどんな風になったのか、見てみましょう。
最終話:
遂に出来上がった滋賀県の水道屋のホームページ。制作会社に依頼した意味はあったか。