ホームページ製作会社が提案している機能は依頼者にとっては魅力がない可能性がある。
2015年12月8日 カテゴリー:
ホームページ制作会社の選び方
滋賀県でホームページ製作会社を営んでいるとリニューアル案件の時に、過去に同じ滋賀でホームページ製作会社をされていたところのものだと知ることがあります。
まあ、それは地方であっても都心であってもよくある話で、ドメインの引継ぎなどをしてもらえれば特に問題ない話なのですが。
ただすでにリニューアルが決定している中で、以前のホームページ製作会社が粘るケースもなきにしもあらずです。
ではその製作会社はどうやってリニューアルを自社で受けようと提案するのか。そこで伝えた内容はもしかすると依頼者にとって魅力がない可能性が大きいかもしれません。
提案している内容は本当に依頼者が解決したい「問題」ですか?
例えば新たにリニューアル案件を当社に依頼されるということは、以前のホームページ製作会社ではどうしても達成できなかった目的があって。。というケースが多いです。
・製作したホームページが検索で上位に出ない
・せっかく作ったけれど集客できない
・自分たちで更新ができずほったらかしになっている。
これらの問題があって、ではそれを解決しようということでホームページをリニューアルします。
先ほどの「以前のホームページ製作会社が粘るケース」では当然リニューアル案件も前の会社が引き続き受けたいわけですからいくつか提案するのですが、その時の提案内容が「今の問題を解決できない」方向だと意味がありません。
提案している内容は本当に依頼者が解決したい「問題」ですか?
以前あったケースでは、前のホームページ製作会社がこのようなことを依頼者に提案されました。
・ホームページを自分たちで更新できるようになる。
・トップページで画像に動きがでるようにできます。
・以前より安い値段で製作ができます。
確かに自分たちで更新できるようになるというものは依頼者にとって希望の条件ですが、それは機能でしかありません。
つまり解決すべき問題の根源にあるものではないということです。
リニューアルをする場合、その根底にあるのは「ホームページで効果を生み出したい。」。
もしリニューアル案件を受けるための提案をするのであれば、上記の提案ではなく「どうすればホームページで効果を出せるのか」を提案しなければいけないのです。
そしてそこへの強みとして新たにホームページを受ける新規の製作会社よりも、強みとして言えることはこれまでのアクセスデータからより詳細な提案書を作って提案ができるはず。
この提案が良ければ、ウルトラCでリニューアル案件を前のホームページ製作会社が受けることができるかもしれません。
ただ安い、動く、更新できるだけではなく、本当に解決したい問題を解決できる提案を。これまで自社で製作してきたホームページがリニューアルとなりそうなのであれば問題定義を行い正しい提案をおこないましょう。