SEO対策で検索順位があがってもといっても東京と違って一つのキーワードだけでは検索ボリュームが少ない地方。

ではWebサイトは不要なのかというとそうではありません。

これからの時代はWebサイトで集客するのではなく、SNSもYouTubeも組み合わせて集客していくことが重要です。

今回の記事ではこれから地方で集客をしたいという方に向けて、どういう方法であれば集客できるのかをご説明します。

大前提：SEO対策だけしていても意味がない

まずちゃぶ台をひっくり返す形で申し訳ないですが、現在集客するとなってもSEO対策だけしてサイトを見てもらえればOKというものではなくなりました。

というのは現在Webでの情報発信は大きく3つにわかれていきます。
・文字のコンテンツでの発信→Webサイト、ブログ、twitter
・画像を使った発信→Instagram
・動画を使った発信→YouTube、TikTok

10年前、いや5年前でも地方で集客しようとしたときこれらの中でも重要視されていたのが文字のコンテンツで画像や動画は「見る人の少なさ」から、SEO対策をしてサイトの検索順位さえあげておこうというものでした。

ですが、今では地域の情報はWebサイトだけではなく、Instagram、TikTokで検索するようになり、さらに検索結果にはYouTubeの動画も引っかかるようになり、Googleマイビジネスの情報が自然検索の結果より上位にくるようになりました。

そうするとSEO対策だけしても「サイトだけが見られるようになる」だけで、意味がありません。

これからは下記を複合的に組み合わせて「見る人を増やす」「関係性を構築する」「リアルに会える」までをかけ合わせていく必要があります。

・見る人を増やす→Web、SNS、YouTubeでの最初の接触頻度を増やす
・関係性を構築する→LINE、SNSにより日々の情報発信を伝えていく
・リアルに会える→関係性を構築してからの問い合わせ

複合的な方法で集客するためには？

まず集客したい！となるときに「Webサイトを作ろう！」、そこから見てもらえる人を増やそう！で「SEOしよう」は、失敗する要因がすごくあるのでストップしましょう。

複合的に集客するために、しないといけないのはSEO対策ではなく、どうやって「見る人を増やして」「関係性を構築して」「リアルに来てもらえる」までを設計するかです。

まずは見る人を増やさないとどうしようもないので、そこで行うのがWebサイト・Instagramでの情報を届ける役割を行っていくことです。
そこにYouTubeも掛け合わせて行って行く形となりますが、YouTubeやWebサイトは見る人を増やすだけではなく、関係性を構築する部分でも重要な役割を果たします。

いきなりWebサイトを見て、問い合わせをしてくれるのは緊急性が高いものになってきますが、もしそこで離脱してしまうと関係性がなくなります。
ではどうしたらいいかというと、LINEを使い友達登録をしてもらって、離脱以降も繋がりを持っておきます。

YouTubeではチャンネル登録、Instagramではフォロワーになってもらう形で、普段見るツールでつながりを作ることができ、そこから定期的に情報発信を行っていきます。

そうすると、最初の「見る人を増やす」から次の「関係性を構築する」に繋がっていき、その量が多くなり、さらに「見たい情報！」となればなるほど、信頼度をあげることができます。

この流れは一例でしかありません。

ですがこの流れを構築せずにやみくもSEO対策！Web広告となっても、そこから集客をしたいのか、LINE登録をつなげていきたいのかで異なっていきます。

積み重ねていくと、こんな結果が出て地方で集客できるようになります。

実例の一つとして、当社が運営している実店舗での集客を挙げていきます。

当社では、2014年からコワーキングスペースを滋賀県ではじめて、2017年には移転、2021年には二店舗目を作っています。

その中でまだまだ知っている方が少ないコワーキングスペースをどうやって知ってもらい、使ってもらうかを考えたとき、まず知ってもらえる人を増やすために下記の方法を行いました。
・Webサイト→公式サイト以外に自習サイト、テレワークサイトなどを立ち上げ
・SNS→twitter、Facebook、Instagramを開設、フォロワーに日々情報を発信
↓
ここで興味を持った人がLINEでのフォロワーになってもらい、定期的にキャンペーン情報を発信

そうすることで、地方のコワーキングスペースとしては異例となる100人以上の月額会員をできるようになり、継続的に毎月新規の会員数を増やしていっています。

なぜそれができるようになったかというと「日々情報を発信して知っている人を増やす」、そして知っている人がどんな場所かをイメージできるように情報発信し続けることで関係性を構築していきました。

積み重ねていくと、この量が増えていき集客がより安定的になっていきます。

地方だと。。。この考え方でしている人が勝ち組になっている

地方の場合、この設計を考えて行っていることはとても少ないです。

逆に考えると、見る人を増やす→関係性を構築する→リアルへの集客を行い続ける、最低でも1年以上し続けると圧倒的に知っている人が増えていき、なおかつ「あの会社（お店）知っている！」という人が増えていきます。

実際に地方で、あそこしっかり集客できてるなーというところは、一つのWebサイトだけではなく複数の入り口、情報発信をしっかりされているのではないでしょうか。

でもその数はまだまだ数少ないものとなります。

いきなり始めてもすぐにうまくはいきません。だからこそ出来る限りスタートを早くしてい来、継続的な集客を培っていきましょう。

ではでは。