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間違った情報を持つと、打ち合わせもホームページもめちゃくちゃにする

2012年10月2日 カテゴリー:ホームページ運営の秘訣

つい先日の新規での打ち合わせで「ホームページに色々なリンク貼り付ければ上位にあがるんでしょう」と聞かれました。
そして「しかも作ったばっかのブログ貼り付けるだけでもいいんでしょ」とも聞かれました。

どうやらその方のお友達から聞いた話のようで、見事に情報を鵜呑みにされる寸前でした。

その打ち合わせではこれこれこういう理由で、一歩間違えなくても検索エンジンに表示されない可能性がありますよと伝えた所、理解して頂き打ち合わせはスムーズにいきました。

これまでの経験談から、大体一つや二つ。それもしてはいけない情報を信じている依頼者さんが多いです。

ホームページ制作会社に依頼するぐらいだから、悪徳業者にだまされないために自分で色々知っておこうと考えて勉強するところは素晴らしいです。

ただ情報を取得しすぎたり、逆に表面的な情報のみ取得してしまうことで、いつのまにか悪徳業者がしている手法を常識だと覚えてしまうケースがあります。

間違った情報を信じている場合、制作会社側がしっかりと説明しないで制作を進行していくと後々意識の違いや内容の違いでもめることがあります。(幸いなことに当社では事前に説明することで、揉めたことはありませんが。)

表面的に知ったことで情報を間違えてしまう。


ある都市伝説で、企業が新しく作ったホームページを、企業命令で従業員が家でも会社でも1日1クリックするといったものがありました。
実はこれ昔は通用していて、最近までは昔の手法とされていました。
ですが最近になって新たに有効になるのか?といわれている情報なのです。

2003年頃、gooの検索エンジンでクリックの人気度によって検索の順位を決めるといったものがありました。
おそらく、それを制作会社づてに聞いた前述の企業の社長もしくは担当者が社内命令として発したものなのだと思います。

Googleにも現在パーソナル検索結果というものがあり、よく見るホームページなどは自然と上位に表示される仕組みになっています。
その為自社のホームページをよく見る担当者のブラウザでは上位に表示されるといった現象が起こっていますが、これはそのブラウザのみで、他社から見たブラウザの場合はパーソナル表示はされません。
(無効にして表示する場合はGoogle cromeのシークレットウインドウで検索すればOK)

最近のGoogleの検索エンジンの傾向としてクリック率での人気を検索エンジンの順位決めに適用しつつあります。
ただしこれは異なるIPアドレス(まったく違うコンピュータ)のみのもので、自宅のコンピュータから100回しようがパーソナル検索で上位表示されるのみで実際には効果はありません。

こういった情報を表面上知ってしまうと、実際の情報と違う為、間違った常識として情報を取り込んでしまいます。
一番していけないのは制作会社側の人間(営業さんは特に)で、表面上知った情報を依頼者に話すと相手にとってはプロとなるため、信頼がおける情報として信じてしまう結果になります。

情報をどこまで拾って、どこまで知るか

ホームページを検索する重要なツールである検索エンジンですが、1年・半年で新しい手法が取り入れられたりします。
ですが新しい手法には、必ずどこかに穴があり、その穴に対して上手くやる業者というのもいます。

その業者の手法を使えば一時期的にはうまくいきますが、最終的に対策を練られてしまい結局儲けたのは業者だけということが多々あります。

そうならないためにも原則として知った欲しいのは「ユーザにとって実りあるコンテンツを作る」ということです。

まったく関係ない情報のブログから大量にリンクされるよりも、実際に知りたい人からの「いいね」の方がずっと有益です。

今ではFacebook、Twitter、ブログなど一般の方がすぐに情報は発信できるようになっています。

間違った情報を信じて、突き進むのではなく正しい情報を持つ相手をパートナーにして良いホームページを作っていきましょう。

そして制作会社側は依頼を受ける立場であるならばいつでも新しい情報を取り入れて情報の取捨選択をすることが必要です。

私たち制作会社の判断一つで、依頼者の売上を左右してしまいます。

日々の業務の中で情報のアンテナは常に立っている状態にしておきましょう。